あおば整骨院 の日記
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腰痛の対処法について
2014.11.15
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前回の更新で筋筋膜性腰痛について説明しましたが、今回はその対処法について
書いていこうと思います。
そもそもなぜ、同じ姿勢をしていると筋肉が硬くなってしまうのか?
それは
まず、同じ姿勢をしていると姿勢を保とうと筋肉が使われます。
筋肉を使うときには疲労物質が発生します。そのままにしているとすぐに疲れてしまうので
それを分解する必要があります。
このときに酸素が使われますが、長時間使っていると筋肉内の酸素が不足して疲労物質を
分解しきれず、疲労物質が溜まってしまうからです。
その状態が続くとさらに筋肉が硬くなってしまい、今度はその中を走っている血管が潰されて
血行が滞ってしまいます。血行が滞ってしまうと疲労物質が血行に乗って除去されなくなり、
さらに硬くなってしまうという、負のスパイラルの出来上がりです。
※負のスパイラル※
長時間筋肉を使う → 疲労物質が溜まる → 筋肉が硬くなる
↑ ↓
血行が滞る ← 血管が潰される
そこで本題の筋筋膜性腰痛の対処法についてです。
同じ姿勢をしていて硬くなってしまうならば動いてしまえばいいのです!
長時間、同じ姿勢が続いているなと感じたら硬まってしまったと感じたところを
ストレッチしてあげましょう!腰ならば伸びをするだけでも十分な腰痛の対処法になります。
前回にも記載しましたが、上下の筋膜からの影響を受けて腰痛につながることもありますので
こういった場合は背中やおしり、もものウラの筋肉をストレッチしてあげると腰痛が楽になります。
他の方法として寒くなってくるこれからの時期にはお風呂にゆっくりと浸かり、体をしっかりと
温めることも有効です。お風呂に入った後、体が軽いと感じたことはありませんか?
ストレッチや入浴は先述した血行の滞りを改善してくれ、疲労物質を除去してくれる大切な手段です。
硬くなったまま放っておくと腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、ぎっくり腰等、様々なケガの
原因にもなりかねません。
月並ですが「腰」という字は
月=にくづき 古来から体にまつわる漢字に使われる偏です。
要=かなめ 大事なところ。もともと扇子の金具の部分。扇子の金具がないとバラバラに
なってしまいますね。
腰は体の真ん中にあり、何をするにも働いてくる大変大切な部位と昔から認知されているのです!
様々な症状が現れる前に早めに対処しましょう!!
次回はぎっくり腰についてです。